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ー北海道、岩内の自然とともに生きた画家 木田金次郎の世界ー
美術館の活動
群暉(くき)のご案内
『群暉』2012冬 Vol.66 



目 次
  • 表紙の作品「ポプラ」
  • 滝川の坪谷六郎展」に木田作品特別展示
  • 2月は札幌で「北海道銀行コレクション」
  • 写真でみる「木田金次郎をめぐる人々」〜「きだび写真&おおいのこどもたち作品展」
  • 冬の活動ラインナップ
  • 木田金次郎美術館「2011年5大ニュース」
  • ドキュメント改修工事
  • 「おおいのこどもたち作品展」・「きだび写真館」同時開催
  • めぐりあい 居林洋子氏
  • 編集後記
  • カラーグラフ
  • 美術館日誌&仮事務所日誌
   

表紙の作品 「ポプラ」1924(大正13)年 油彩・カンヴァス 52.9×40.8cm
木田ファンにはおなじみの、初期の代表作。大正末期の木田の画風を今に伝える貴重で重要な作品は、木田の生涯にわたる親友・佐藤彌十郎(岩内町名誉町民・岩内町郷土館初代館長)が所蔵していた。
  この作品が描かれたのは、現在の岩内神社の参道沿い、含翠園の向かいにあたる場所である。ニシン漁全盛期には、ニシン干場だった土地であり、近年まで岩内神社例大祭の際にはサーカス小屋が立っていた場所である。ここを流れる運上屋川の両岸にあったポプラ並木を描いたものだと言われている。
  木の葉一枚一枚を色彩豊かに丹念に描く姿勢は、当時木田が吸収していた印象主義そのものであろう。現在の私たちは、この作品を「印象派的」と見ることができるが、当時、この作品は町民にどのように見られていたのだろうか。今から80年以上前に、地方の町で描かれたことを鑑みると、木田が摂取していた印象主義、それをもたらした白樺派同人、有島武郎との出会いの意味は、やはり大きいと言えよう。
  ポプラの樹齢は百年に満たず、戦後並木は伐採されてしまい現存しないが、岩内にこの風景があったことは、このタッチと色彩の中に永遠に記録されている。
  この作品は現時点で最も新しい「寄贈作品」である。所蔵者の彌十郎四女・佐藤壽子さん(2006年春『群暉』43号「めぐりあい」にご登場いただいた)が開館当初から当館に寄託していただいていた作品だが、昨年10月11日に当館へ寄贈されたものである。
  親子二代にわたる木田との深い縁。ポプラの木々は色彩鮮やかにカンヴァスに生き続けている。リニューアル開館後、再びこの作品と出会うことも、リニューアル開館のたのしみと感じていただければ幸いである。
(学芸員 岡部 卓)

木田金次郎美術館ニュース『群暉(くき)』
 『群暉』は、年4回発行している、美術館の情報誌です。誌名の『群暉(くき)』は、岩内の発展を作り上げたニシンの群来(くき)と、「落暉(らっき)」など、木田の描く太陽の輝きにちなんで名付けられました。
 当館スタッフや、ボランティアのメンバーが、新たな作品を紹介したり、最新の展覧会情報や美術館をとりまくニュースを発信しています。また、木田とかかわりのあった方への取材や寄稿を通して、画家・木田金次郎の様々な面を感じていただける内容です。
 NPO会員・友の会会員の皆さんには、お手元にお送りしています。
バックナンバー
『群暉(くき)』の表紙バックナンバーをご紹介しています。
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2011春 Vol.64 2011夏 Vol.65 2011秋 Vol.66  
       
2010春 Vol.59 2010夏 Vol.60 2010秋 Vol.61 2011冬 Vol.62
       

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