帰ってきた木田金次郎


イベント詳細


帰ってきた木田金次郎

 

2022年7月1日(金)~11月6日(日)

 

 故郷である岩内を拠点に生涯描き続けた木田金次郎(1893-1962)。69歳でその生涯を終えてから、今年で60年を迎えます。

この60年という歳月は、様々な方が作品を守り続けた年月でもあります。

1994年11月に開館した木田金次郎美術館は、収蔵作品のおよそ半分が、所蔵者からの寄贈・寄託によるという、全国的に見ても珍しい美術館です。これは1954(昭和29)年9月の「岩内大火」により、木田自身や岩内の友人たちが所蔵していた作品の多くを焼失したことに端を発しますが、当館の開館準備から現在まで、遺族から寄贈を受けた作品を核にして、全国各地の作品所蔵者の協力を得て、収蔵作品による当館のコレクションは、開館当時の91点(油彩)が175点(2022年4月現在)と、倍近くにまで充実してまいりました。これらの作品は、作品制作の舞台である岩内に「里帰り」した作品ということがいえるでしょう。

今回の展覧会では、木田が亡くなってからもなお、大切に作品を守り続けてきた方たちに注目し、作品が岩内に「里帰り」するまでの様々な物語を、作品とともにお伝えするというものです。

木田の画業のはじまりからおよそ100年、没後60年というこの機会に、木田の画業と作品を守り続けた方を振り返る機会となれば幸いです。

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