木田金次郎 百花繚乱

木田金次郎 百花繚乱


イベント詳細


春の企画展 「木田金次郎 百花繚乱」 を開催いたします。
  木田金次郎(1893-1962)にとって、「花」は風景画と同様に、重要なモティーフといえます。このことは、初期から晩年に至るまで、花を描いた作品が存在することからもうかがえます。
  木田にとって「花」は、単に身近なだけではなく、小さな自然の生命を見つめる機会でありました。画面から私たちが感じ取ることができる生命感はそのあらわれと言えるでしょう。同時に、屋内で制作された花の絵には、画家自身のまなざしや、家族の支えなど、風景画とは趣きの異なる、あたたかみをも感じることができるでしょう。実際に、花の絵の制作については、文子夫人が回想した文章がのこされており、往時をしのぶことができます。
  今回の展覧会は、木田金次郎美術館に収蔵されている花を描いた作品、油彩・素描・色紙作品の全てを展示し、総点数で100点を超える作品で構成しました。展示室の一角を「絵画の花園」に見立て、木田の花の世界を存分にご堪能いただきます。
  風景と並び「もうひとつの木田金次郎」ともいえる、色彩豊かで華やかな花たちの姿を感じる機会となれば幸いです。

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